Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
野生動物への餌付けは、世界各地で人と野生動物との間で様々な軋轢を生んできた。行政は餌付けを規制する法律等を制定してきたが、人々は依然として餌付けを続けている。欧米の研究者は、「なぜ人が餌付けをするのか」について社会調査をしてきた。一方、文化や宗教、生息する動植物が欧米とは異なる日本では、餌付け行動の背景にある心理要因が異なること予測されるが、いまだに解明されていない。本研究では、餌付けが行われる地域・文化・対象動物などの違いに着目し、我が国における人々の餌付け行動について体系的な理解を試みる。