Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
重金属を含有する廃棄物焼却飛灰を埋立処分するため、国内では有機系キレート剤を用いた重金属の不溶化が行われている。しかし、有機汚濁源であるキレート剤は埋立地の浸出水処理を長期化させるだけでなく、キレート剤分解に伴う重金属の再溶出が懸念されている。本研究は、農業廃棄物である「もみ殻」を有効活用し、廃棄物焼却飛灰を安定な二次鉱物(ケイ酸塩鉱物)へ転化する「鉱物改質」により、重金属を不溶化する処理方法を提案する。