ジオハザードのマルチスケールモデル ー 粉体の混相状態の理論的および数値的研究

• Project/Area Number: 24KF0074
• Research Category: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• Allocation Type: Multi-year Fund
• Section: 外国
• Review Section: Basic Section 13010:Mathematical physics and fundamental theory of condensed matter physics-related
• Research Institution: Kyoto Sangyo University
• Principal Investigator: 齊藤 国靖 京都産業大学, 理学部, 教授 (10775753)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): TAGHIZADEH BAJGIRANI KIANOOSH 京都産業大学, 理学部, 外国人特別研究員
• Project Period (FY): 2024-04-23 – 2026-03-31
• Project Status: Granted (Fiscal Year 2024)
• Budget Amount: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000); Fiscal Year 2025: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000); Fiscal Year 2024: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)

Outline of Research at the Start

粉体の混相状態について、微視的な視点から研究を始め、巨視的な性質を説明できる様になるまでが本研究課題の内容である。特に、地滑りや土石流など、ジオハザードとして警戒されるのはこの様な混相状態の「流れ」であり、分子動力学法では専ら流れのある数値シミュレーションを行い、連続体モデリングでは流れのダイナミクスを定量的に記述できる様にすることが目標である。また、粉体の性質をモデルに取り入れるため、粒子間に働く摩擦力や付着力はもちろん、粒径分布や粒子形状の影響についても調べるのが特徴である。さらに、これらの研究成果を発信することで、工学や物理学に限らず、防災関連の分野にも波及効果があると期待される。