| Project/Area Number |
24KF0226
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| Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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| Allocation Type | Multi-year Fund |
| Section | 外国 |
| Review Section |
Basic Section 45040:Ecology and environment-related
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| Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
庄子 晶子 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (30792080)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
LEANDRI DON-JEAN 名古屋大学, 環境学研究科, 外国人特別研究員
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| Project Period (FY) |
2024-11-15 – 2026-03-31
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| Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2024)
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| Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 2026: ¥100,000 (Direct Cost: ¥100,000)
Fiscal Year 2025: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2024: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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| Keywords | 海鳥 / 適応 / モニタリング / キャリーオーバー効果 |
| Outline of Research at the Start |
海洋環境の変動に対する個体の対応能力と、それに関連する繁殖ホルモン(黄体形成ホルモン、テストステロン、エストラジオール)およびストレスホルモン(コルチコステロン)の役割を解明することである。アラスカ州ミドルトン島で繁殖するミツユビカモメを対象に、観察と操作実験を行う。この個体群は、改修されたレーダー塔で繁殖しており、一方向の窓から営巣個体にアクセスでき、給餌実験も可能である。本研究では、1970年代以降から収集されている繁殖データとリモートセンシングデータ、さらに2年間のホルモンデータを統合し、個体群動態と環境条件の相互作用を解明する。
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| Outline of Annual Research Achievements |
2024年10月中旬に来日して以来、海鳥の繁殖モニタリング長期データベースを整備し、環境変動が繁殖成績に及ぼす影響を解析した。また、過年度に取得したジオロケーター(GLS)による移動データの最終解析を完了している。さらには、来年度にアラスカで予定している野外調査の計画立案に注力し、米国魚類野生生物局への許可申請をカナダおよび米国の共同研究者と協働で進めるとともに、現地実験のためのプロトコル設計や機材調達を実施した。 また、学会およびアウトリーチ活動にも積極的に参加している。12月には、オタワで開催された北極圏研究国際会議「ArcticNet ArcticChange」に参加・発表し、北極および高緯度域研究者との連携強化やJSPS研究プロジェクトの周知を図った。1月にはJSPSフェローのネットワーキングを目的とした「JSPS Global Gathering」に出席し、フェローシップの利点や日本国内での革新的研究機会を学んだ。2月には在東京カナダ大使館主催の日加共同ワークショップ「北極海洋汚染」に招聘され、小規模な研究者および政府代表者の集いで、海鳥を生態系指標として活用する研究内容を発表した。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
共同研究先であるフランス・シゼ生物学研究センター(CNRS)生化学実験グループにて、過年度採取の海鳥血液サンプルに対するホルモン放射免疫測定法の分析を終えた。現在、これらのデータを用いてホルモン刺激実験に対する海鳥の応答を予備解析している。予備解析完了後は、環境条件が鳥類のホルモン反応および繁殖時期に与える影響を検証する本解析に移行する予定である。本解析には環境データの詳細解析および海鳥繁殖モニタリング長期データセットの整備が不可欠であり、これらを並行して進めている。また、アラスカでのフィールドワークについては、受け入れ機関の都合により実施時期の再調整が必要となった。そのため、Institute for Seabird Research and ConservationおよびMcGill大学の共同研究者と協議のうえ、調査を6月に延期することとした。この延期により、必要な準備を十分に整えたうえで研究を円滑に継続できる見込みである。
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| Strategy for Future Research Activity |
2025年5月から6月にMiddleton島(アラスカ)でフィールドワークを行い実験データを収集し、ArcticNet会議(カナダ、12月)で発表する。同時に、前年のキャリーオーバー効果、体内エネルギー貯蔵量、餌の入手可能性が繁殖期のホルモン準備に与える影響を実験的に検証すするための解析を進める。2026年4月1日から10月14日は解析の総仕上げと原稿執筆に専念し、10月までに論文を投稿する。最終段階では世界海鳥会議(オーストラリア・ホバート、9月)で成果を報告し、任期は2026年10月14日に終了する。
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