Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本研究では、積雪寒冷地の貧困世帯に着目し、低所得と室内環境、疾病の関係分析を行うことを目的とする。さらに、貧困世帯の燃料貧困を解決策として有効である、安価な既往の木造賃貸住宅の室内環境改善を実現するために、断熱改修による改善効果を提案する。 具体的には、(1)高齢者世帯の室内環境の調査、(2)若年燃料貧困世帯の研究、(3)海外の介入方法の調査、および(4)木造賃貸住宅の改修による室内環境改善を行う。これにより、貧困層の生活状況を理解し、木造賃貸住宅の断熱改修が居住者にもたらすメリットを評価し、将来的な施策の指針を検討する。