Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
交尾の最中に声を発するという行動(以下、交尾声)は鳥類や哺乳類の様々な種で知られている。霊長類では乱婚制の強い種で交尾声の頻度が高いということが指摘されている。一方で、一夫一妻制の鳥類でも交尾声を頻繁に出すことが確認されており、霊長類とは異なる機能が発達している可能性がある。そこで、リュウキュウコノハズクを対象種として交尾声の適応的意義の解明に取り組む。本研究では、まず「1.リュウキュウコノハズクの交尾行動の基礎生態の解明」を行う。次に、「2.交尾声の機能の解明」を行う。機能については、「異性誘引」、「繁殖同調」、「浮気防止」の3つの仮説を検討する。