Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本研究は、鳥類などの動物体内ナノプラスチックの高感度定量分析法を確立し、生体毒性試験にもとづき鳥類におけるマイクロ・ナノプラスチックにより健康リスクを初めて評価するとともに、これまで未解明の野生下での曝露状況と健康影響を把握する。さらに、鳥類に対するマイクロ・ナノプラスチックの毒性評価手法の確立と汚染実態のモニタリング体制の整備に繋げる。また、本研究成果は、マイクロ・ナノプラスチックの準値の設定に貢献し、現行の予防原則ではなく、正確なリスクアセスメント基づいたプラスチックのリスクマネジメントを実行するための重要な役割を担うことが期待される。