Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
近年発展している生体透明化や高速3次元イメージング技術により、カイコ幼虫全体あるいは大部分のイメージングの実現が現実になりつつある。この技術を使用し、カイコ特異的に全身感染が可能なウイルス (BmNPV) が持つ143遺伝子の3次元的な発現部位を可視化し、「BmNPV遺伝子発現アトラス (地図) 」を構築する。本研究を通して、BmNPVが持つ、カイコの多様な細胞・組織に対する感染戦略を明らかにし、昆虫組織・細胞の細胞学的・生理学的違いについてウイルス遺伝子側からの理解を試みる。