Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本研究は、これまでの外輪型二核錯体では困難であった分子間不斉アミノ化反応をヘテロ二核錯体とすることで達成することを目指している。ヘテロ二核とすることによる新たな反応点の制御方法を最大限生かし、また新たに生じる難点を配位子の改良によって解決することにより、ヘテロ外輪型キラル二核錯体が不斉触媒として有用で利便性が高いことを示す。また、導入する金属により異なる特徴を持つ外輪型二核触媒を創製可能とし、これらを用いたより難易度の高い不斉反応を実現する。