Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
天然物は生理活性を有するものが多く、医薬や農薬の分野において人類社会に大きく貢献している。それら生理活性の有無は化学構造に由来することから、構造を確実に決定する技術は極めて重要である。代表者は近年その発展が著しい密度汎関数理論という量子化学の理論を用いたコンピュータ計算を、天然物の構造決定研究に役立ててきた。しかし、構造が複雑な天然物への適用は難しい場合も存在する。そこで、化合物の特性に依存しない汎用的な天然物の計算法の確立を目指す。