Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
我々は精神的なストレスを受けると腹痛や心拍数の上昇といった身体の感覚を感じることがある。この感覚を内受容感覚と呼ぶ。本研究では、ストレスに深く関わる領域である視床室傍核が末梢からの内受容感覚を受け取る重要な鍵となる領域なのではないかと考えた。さらにその情報の記憶の固定化のメカニズムについて、ストレス記憶の固定化に重要である腹側海馬との関わりを解明したい。本研究を遂行するために、電気生理学的手法・薬理学的手法・非価値遺伝学的手法を用いる。これにより新たな精神疾患の治療への貢献を期待する。