Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本申請では、ミクログリアを起点に、その神経細胞や他のグリア細胞との機能的ネットワークに着目しながら、“発達期脂質栄養の違いによって、ミクログリアの機能がどのような修飾を受け、さらにはアルツハイマー病の病態に、いかなる影響を及ぼすのか?”の未解決な学術的問いに答えるべく、次に挙げる項目について検証を加える。具体的には、発達期の脂質栄養の変化が結果としてミクログリアの、1)エピゲノムを介した遺伝情報に及ぼす影響、2)シグナル伝達の起点となる細胞膜の脂質ラフト機能に及ぼす影響 3)ミトコンドリア機能に及ぼす影響、4)アルツハイマー病の病態への影響(特に神経病理、行動異常)を中心に解析する。