Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
生命の起源を考える上で冥王代における初期生命体の生体構造を解明することは重要な課題である。日本の白馬八方温泉などの蛇紋岩水系環境は高水素濃度で超還元的な、現地球上でも極めて原始地球に近い“冥王代類似環境”と考えられ、そこに生息する微生物の生体構造を明らかにできれば初期生命体の生体構造解明に接近できる。本研究では白馬八方温泉に生息する微生物を観察し、独自に開発した1細胞イメージング遺伝子解析技術やゲノム解析を用いて、その構造に由来する機能を解明する。