Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
振動発電は,身の回りに存在する振動エネルギーを利用して発電する方式である.消費電力の小さい小型電子機器の電源として利用することで,環境負荷の低減や独立した小型センサの設計が可能になると期待されている.一方で,振動発電の実用化に向けた課題として,低周波の振動や共振周波数以外の振動による発電能力が十分ではないことが知られている.本研究では,トポロジー最適化と呼ばれる数理的な理論に基づいて最適な構造を設計する手法を用いて,小型かつ低周波の振動においても動作する汎用性の高い振動発電デバイスを設計する手法の構築を目指す.