Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
弾性変形可能な平たい部材をピボットヒンジで接続したシザーズ機構の組み合わせによって得られる曲面展開機構について研究を行う。本研究の目的は機構の幾何的性質を明らかにし、目的曲面へ展開可能な機構の設計手法を考案することである。さらに、具体的な構法の提案を行い建築スケールへの応用を目指す。具体的には、既存手法における製造性・実用性の課題に対して以下3案を検討する。A)曲面を四辺形分割し四辺形の対角線でシザースを構成する。B)非平行グリッドにより各ユニットを立体化可能にすることでユニット数・部材数削減を図る。C)ユニットや部材の組替え・再利用ができ複数の形状に展開可能な機構を生成する。