Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
導電糸を活用して,布の柔らかさを保ったまま,誰もが日常的に身につけている布製品にセンシング技術を組み込んだ,布製インタフェースの研究が行われている.しかし,既存の布上における変形ジェスチャの検出手法は,①柔らかい布と硬い回路の接続数が多いことによる耐久性の低下,②電極パターンの形状のデザイン自由度の低さ,③布の複層構造化による製造工程の複雑化という 3 つの問題点がある.そこで本研究では,刺繍の縫い方の違いによる電気的特性の変化を活用することによって,上記の課題を解決した布製の変形ジェスチャ検出センサの開発を行う.