Project/Area Number |
24KJ0754
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Section | 国内 |
Review Section |
Basic Section 09010:Education-related
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
瑞慶覧 洸太 東京大学, 教育学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2024-04-23 – 2026-03-31
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Project Status |
Granted (Fiscal Year 2024)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2025: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2024: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Outline of Research at the Start |
本研究はジル・ドゥルーズにおける主体形成の論理、とりわけ権力の支配から「逃走線を引く主体」形成の方途を研究する。ドゥルーズは、既存の支配的な秩序から自由になることに強い関心をもっており、その変容の経験を「生成変化」と呼んでいた。これまで教育学では変容する側に注目してきた。本研究ではこの変化の論理を踏まえつつ、「他者の介在」という軸を設定し、彼の倒錯者論、個体化論、スピノザ論を検討していく。ドゥルーズ哲学における主体形成の論理を明らかにすることで、むしろ教師の働きかけが「変容」にとって重要な契機であることを示す。その成果は、近年の教師の役割を再検討する諸研究に新しい教師像を提供し得るだろう。
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