Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
模倣学習の神経基盤を理解することは、多様な運動学習を支えるしくみの理解につながる。模倣学習では、模倣の対象を感覚情報として記憶し自分の運動情報と結びつけることで、模倣対象と同じ運動を獲得できる。ミラーニューロンは感覚情報と運動情報の両方に応答を生じるため、ミラーニューロンが模倣学習に関わっていると予測される。そこで本研究では、ミラーニューロン形成・発達することで模倣学習が可能になるかどうかを明らかにすることを目的とする。模倣学習によってさえずりを学習する鳴禽類を対象とし、ミラーニューロンの神経活動を電気生理学的・薬理学的に操作・計測することで、模倣学習とミラーニューロンとの関係を究明する。