Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
近年の光ファイバ通信の急速な普及に伴い、光ファイバ通信網の健全性を診断する技術である光相関領域反射計(OCDR)への注目が高まっている。しかし、OCDRの理論基盤は十分に確立されておらず、反射点が存在しない位置にゴーストピークが生じることなど、既存理論との不整合が報告されてきた。そこで、本研究では、これまで時間領域にとどまっていたOCDRの従来理論を周波数領域に拡張することで、オリジナルOCDRと簡素化されたOCDRのいずれにも適用できる包括的な理論を提案する。また、新たに提案した理論に基づき、OCDRの類似技術である「相関領域LiDAR」の性能向上の模索を行う。