Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
トウジンビエは、インドやサブサハラアフリカなどの半乾燥地域で栽培利用される穀物であり、トウモロコシやソルガムが生育できない環境でも生育が可能である。そのため、栽培地域では多くの貧困層を支える重要な作物である。トウジンビエは収量性の低さが大きな課題であり、これまで育種的研究は進んでこなかった。本研究では、トウジンビエの重要な育種ターゲットとされるが、定量的・遺伝的知見が少ない「穂のコンパクトネス」に着目した解析を行い、この形質に関連する遺伝子を同定し、トウジンビエの収量性を向上させる有用な知見を得ることを目的とする。