Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本研究の目的は、現代日本社会において占いはどのような社会的機能を担っているのかについて、占い師とその職業集団を対象とした質的調査を通して明らかにすることにある。研究方法としては、占い師の職業訓練のあり方に関連する資料調査、および「占い鑑定(=占い師が利用者を占って、対価を得る対人サービス)」場面のフィールド調査を通じて、占い師の職能や職業倫理、占いという営みにおける占い師と利用者間の相互行為のあり方を分析する。それにより、現代日本における占い特有の社会的機能を占いの生産者の論理から明らかにする。