Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
小児がんで最も多いものは白血病である。中でも乳児白血病の多くを占めるMLL-AF4 ALLはいまだに有効な治療法がない。また患者によってHOXA9とIRX1が排他的に高発現していることが報告されているが、この2タイプの細胞生物学的・病理学的相違点は解明されていない。本研究では必須遺伝子データベースや独自に樹立したマウスモデルを用い、新規治療標的の探索を行う。またここで得られた標的候補を実際にターゲットすることで、治療効果を評価する。さらにマウスモデルを用いてHOXA9型とIRX1型の細胞生物学的・病理学的相違点の解明を行う。