化学発光反応を利用したアルツハイマー病治療法の開発

• Project/Area Number: 24KJ0974
• Research Category: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• Allocation Type: Multi-year Fund
• Section: 国内
• Review Section: Basic Section 47010:Pharmaceutical chemistry and drug development sciences-related
• Research Institution: The University of Tokyo
• Principal Investigator: 梅田 大輝 東京大学, 大学院薬学系研究科(薬学部), 特別研究員(DC1)
• Project Period (FY): 2024-04-23 – 2027-03-31
• Project Status: Granted (Fiscal Year 2024)
• Budget Amount: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000); Fiscal Year 2026: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000); Fiscal Year 2025: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000); Fiscal Year 2024: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)

Outline of Research at the Start

認知症の主要因であるアルツハイマー病(AD)は、高齢化に伴う患者数・社会コストの増大が見込まれ、その治療薬の開発は重要な課題である。ADでは、アミロイドβ(Aβ)が異常重合したアミロイド線維が蓄積することが知られており、この抑制・除去が根本治療に繋がると期待されている。これまでに、Aβアミロイドに親水性の酸素原子を導入(酸素化)することで、その疎水性相互作用を低減し、凝集抑制をもたらす化合物を開発してきたが、本手法は、光に依存するため、適用範囲が大きく制限されるという課題があった。そこで、本研究では、化合物の活性化を化学励起にて行い、外部光源を必要としないアミロイドの酸素化手法の開発を目指す。