Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
ケージ分子は、3次元的に拡がった骨格構造やその内部空孔による特異な性質により注目を集めている。中でも共有結合ケージは、剛直な骨格による安定な内部空孔を利用した分子包摂や分子認識、多孔性材料への応用が期待される。しかしながら、副反応を避けた骨格構築を要するために、高次多面体型構造の構築や不斉合成は達成されていない。そこで、本研究ではアルキンの[2+2+2]付加環化反応によるサイズ、形状、エナンチオ選択的合成法の確立し、得られたケージ分子の応用法創出を目指す。