Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本研究では、磁気光学効果を利用した光回折型ディープニューラルネットワークの実現を目指す。本デバイスの実現によって、光がデバイスを透過するだけで画像処理や分類等を実行できるため、低消費電力かつ高速な演算が期待される。磁性体の微細な磁区構造をニューロンとして用いるため、可視光動作が可能であり、不揮発性かつ書き換え可能な特徴を持つ。具体的には、基板の両面に磁性薄膜を作製し、光磁気記録技術を用いて磁区パターンを記録することでデバイスを作製し、画像処理や分類の性能評価を行う。さらに、書き換え可能な性質を活かして、デバイス上で学習を行うオンライン学習の実現も目指す。