Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本研究では、次世代のSi太陽電池に有用な材料である酸化Tiの実現に向けて、現在大きな課題となっている金属/酸化Ti接触によるSi表面保護性能(パッシベーション性能)の低下の解明・制御を目指す。本課題での調査では物質の界面近傍というナノスケールでの領域を扱う。よって、実験的に信号を取ることが困難といった問題がある。更には、金属接触後のパッシベーション性能を定量的に評価することも困難である。よって、分子動力学(MD)法を用いて金属と酸化Tiとの界面近傍の化学結合状態や金属原子の挙動を明らかにすることで高品質界面の設計指針を提示し次世代Si系太陽電池を実現に資することを目標とする。