Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
脳内の神経細胞は、軸索や樹状突起などの「細胞領域の一部」を除去することで、シナプスの数や接続を柔軟に変化させ、恒常性を維持している。不要なシナプスでのみ、細胞膜内層のホスファチジルセリンが露出し、シナプス除去が行われることが分かってきた。本研究では、近接依存性標識法を用いて、マウス脳内のスクランブラーゼXkr4周囲のタンパク質を解析し、Xkr4の活性化制御機構を解明することを目的とする。本研究によって、不要なシナプス除去の時空間的制御機構を解明し、神経可塑性の全容理解へとつなげる。