Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
当研究室では、潰瘍性大腸炎患者の血清からインテグリンαVβ6に対する自己抗体を同定した。この抗体は疾患病勢と相関し、病因抗体の可能性がある。本研究では、潰瘍性大腸炎の新規治療法開発を目的として、抗インテグリンαVβ6抗体を産生するB細胞を特異的に取り除く薬剤としてインテグリンαVβ6/IgG Fcキメラタンパク質を作製する。この薬剤を抗インテグリンαVβ6抗体発現細胞に投与して効果を検証する。また、この薬剤をインテグリンαVβ6を免疫したマウスに投与し、抗体価や病理組織像の変化を評価する。