Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本研究では、アミド化合物からアミド結合を消去する2つの反応を開発することで、ポリアミドのアミド消去による主鎖骨格編集を行う。具体的には、配向基導入による触媒的脱イソシアネート反応および、ニトロソアミドの脱窒素脱炭酸によるアミド消去反応である。本反応の開発よって、様々な用途で広く利用されているポリアミドを別の有用なポリマーへと変換することで、廃棄されるポリアミドの新たなアップサイクル方法を提示できると考えた。具体的には、ナイロンやアラミドからポリエチレンやポリフェニレンを合成でき、アリール基とアルキル基を含む半芳香族ポリアミドからは、合成が困難なポリフェニレンアルキレンが合成可能となる。