Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本研究では、進化の過程を工学的に再現したラティス構造の進化型マルチスケール最適設計手法を構築する。ラティス構造の最適設計は、軽量化と高強度化の両立を可能とし、革新的かつ高性能な構造の創出が期待できる。しかし従来の最適化手法は、実設計で必要とされる応力集中や座屈などの強非線形性の問題への適用が困難であり、また格子形状、外形の相互作用を考慮した最適化には至っていない。そこで本研究では、進化計算に基づいたトポロジー最適化を基盤として、非線形性による問題を克服した進化型マルチスケール最適設計手法を構築し、最適構造の創成を実現する。