Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
標的タンパク質分解医薬品の一つであるPROTACは、E3やプロテアソームを介したタンパク質分解機構を利用して任意の標的タンパク質を分解することができる新しい創薬モダリティとして注目されている。しかしながら、ヒト内在性E3が600種類以上存在するのに対し、PROTACに汎用されているE3は数種類に限られ、PROTACの適用範囲を狭めている。さらに、PROTACの継続投与により内在性E3の発現量低下などの耐性獲得が問題となる。そこで、内在性E3に依存しないPROTAC開発を目的として、本研究では植物由来のE3をヒト細胞で利用したPROTAC開発を行う。