Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本研究ではアミノ酸22種を対象とし、新規固定相の開発も含め、各次元の固定相や移動相などの条件検討を通してキラルを識別する高選択的三次元HPLC一斉分析法を開発する。生活習慣病・加齢性疾患の臨床検体は九州大学病院・大阪大学病院などの協力により健常人および患者の血液・尿試料を収集する。開発した三次元一斉分析装置を用いてこれらの臨床試料中のD-アミノ酸含量を解析することにより、D-アミノ酸含量の網羅的スクリーニングを行う。得られた結果から対象アミノ酸を絞って迅速分析法を構築し、多数の臨床検体を用いてバイオマーカーの有用性評価を行うとともに疾患モデル動物を併用して生理的意義解明を行う。