Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本研究では,温度覚や触覚を口腔内外に提示することで味覚に与える影響を解明し,その創出技術を実現するとともに,食体験拡張につなげることを目指す.これまでに開発した下唇に温度を提示するタンブラー型デバイスを用いて,飲料の種類や温度範囲を広げた条件で追加実験を実施し,口腔外への温度提示が味覚に及ぼす影響を解明する.そして,様々なテクスチャを提示するために,飲み口の変化を実現するタンブラーを実装し,口腔外への触覚提示が味覚に及ぼす影響を調査する.さらに,飲料のテクスチャを変化させる機能を追加し,口腔内への触覚が味覚に及ぼす影響を調査し,得られた知見を統合したシステムの実装による食体験の拡張を図る.