Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
雌イヌの約半数は乳腺腫瘍を発症し、イヌ乳腺腫瘍発症にも遺伝的要因が存在する。本研究は、がん抑制遺伝子Breast cancer 2, early onset(BRCA2)タンパク質がRAD51タンパク質の分解を促進する機構を解明し、更にイヌ乳腺腫瘍サンプルを用いてBRCA2の変異解析とその変異のRAD51の分解促進機構に及ぼす影響について解析する。この研究により、BRCA2が関わる新たな腫瘍発症機構を理解し、抗癌治療の効果を向上させる新たな治療戦略の開発につながることが期待できる。