Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
ニューロン間の結合であるシナプスが短期的・長期的に伝達効率を変化させることが,脳における学習・記憶を実現しているとされている.伝達効率の変化を決定づける学習則として,シナプス後細胞の活動に依存するHebb系の学習則とシナプス前細胞の活動のみに依存する時空間学習則が知られている.本研究では,時空間学習則とHebb系学習則の両者の共存をスパイキングニューラルネットワーク上で再現することにより,海馬における学習・記憶メカニズムを明らかにする.