Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
超新星残骸の非対称性や爆発メカニズムの解明に向けて、X線観測衛星で一番の空間角度分解能を有するX線衛星Chandraを活用する。ただし、Chandraの観測は光軸外で像が劣化するため、要素技術として観測視野全領域に及ぶ超新星残骸を鮮明化するデコンボリューション法(超解像X線画像解析法)を用いる。この手法により鮮明化した画像を用いて元素ごとの時間発展を全領域にわたり最高精度で決定し、非対称性や爆発噴出物の逆転層現象や星間物質/星周物質との関わりなど、超新星残骸のダイナミクスの解明を目指す。