シュルレアリスム・グループにおける神話的思考

• Project/Area Number: 24KJ2086
• Research Category: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• Allocation Type: Multi-year Fund
• Section: 国内
• Review Section: Basic Section 02040:European literature-related
• Research Institution: Waseda University
• Principal Investigator: 佐々木 大輔 早稲田大学, 文学学術院, 特別研究員(DC2)
• Project Period (FY): 2024-04-23 – 2026-03-31
• Project Status: Granted (Fiscal Year 2024)
• Budget Amount: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000); Fiscal Year 2025: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000); Fiscal Year 2024: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)

Outline of Research at the Start

フランスの文学運動シュルレアリスムは言葉をめぐって様々な遊戯や実験を試みていたが、神話の言語はとくに重要な領域のひとつだった。この研究は、シュルレアリストたちが先行する世代の作家やその著作に登場する人物をいかに神話化し、グループの周囲で流通させたかを分析することによって、神話をめぐる彼らの探求を再検討することを目指す。ロマン主義以降の文学はしばしば、古代の神話に代わる新しい神話を求めてきたが、近代文学と神話との交渉の歴史のなかで、シュルレアリスムが特異な位置を占めていることを明らかにしたい。