変異型DCC遺伝子を利用した口腔癌細胞のアポトーシス誘導
Project/Area Number |
25670779
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Research Category |
Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Morphological basic dentistry
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
坂井 英隆 九州大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (80136499)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清島 保 九州大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (20264054)
永田 健吾 九州大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (90189134)
和田 裕子 九州大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (70380706)
藤原 弘明 九州大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (50634200)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2013: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
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Keywords | 扁平上皮癌 / DCC / アポトーシス |
Research Abstract |
本研究では、Netrin-1結合部位を除去したDCCの一部を癌細胞に強制発現させることでアポトーシスの誘導を試み、その解析を行った。DCCのレセプター部分を欠失させたcDNA (⊿DCC) をベクターに組み込み、4種類の癌細胞に導入した。癌細胞株は扁平上皮細胞癌細胞株(MISK81-5, HSC3) と胃の腺癌細胞株(MKN45, MKN74) を用いた。まず、MTS assayを用いて4種類の細胞株における細胞生存率を検討した。次に、active-caspase-3蛋白の発現の変化をWestern blotting法にて検討した。さらに、TUNEL染色を行った。 その結果、4種類の癌細胞においてΔDCCベクターを導入した細胞群は、コントロール群に対して残存細胞数が有意に少なかった。また、Western blottingによりΔDCCベクター導入群にactive-caspase-3蛋白の発現量の上昇が認められた。さらに、TUNEL染色によりΔDCCベクター導入群にTUNEL陽性細胞が多く認められた。以上より、⊿DCCベクター導入によるMISK81-5, HSC3, MKN45, MKN74細胞株の癌細胞に対するアポトーシス誘導の可能性が示唆された。 そして、⊿DCCベクターを扁平上皮癌モデルマウスに導入し癌組織への影響を検討する目的で、口腔扁平上皮癌細胞株HSC3をマトリゲルと混合し、ヌードマウスの背部皮下に移植した。移植3週間後から1日おきに計3回⊿DCCベクターを接種し、2週間後に癌組織を回収し、HE染色による組織観察を行ったところ、⊿DCC接種群では癌細胞が減少し、癌胞巣に縮小傾向が認められた。 さらなる詳細な検討が必要ではあるが、本研究結果により、⊿DCCはin vitroおよびin vivoにおいて癌細胞のアポトーシスを誘導することが示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)