植物由来カルス細胞を用いた天然ゴム生合成機構の解明
Project/Area Number |
25740041
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Environmental conscious materials and recycle
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
中村 武志 山形大学, 理学部, 研究員 (10624611)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2013: ¥2,990,000 (Direct Cost: ¥2,300,000、Indirect Cost: ¥690,000)
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Keywords | プレニルトランスフェラーゼ / 天然ゴム / セイタカアワダチソウ / カルス細胞 / 酵素機能解析 |
Outline of Annual Research Achievements |
セイタカアワダチソウの葉由来cDNAから、天然ゴム生合成系に必須とされるcis-prenyltransferase (CPT)、ファルネシル二リン酸合成酵素 (FPS)、ゲラニルゲラニル二リン酸合成酵素 (GGPS)、イソペンテニル二リン酸異性化酵素 (IDI) の4種類の遺伝子全長クローニングを行い、pCold ProS2ベクターに挿入して、in vitroにおけるタンパク質発現を行った。ニッケルカラムにより精製したFPS、GGPS、IDIタンパク質に関しては、pH、触媒濃度、反応温度を検討して酵素の最適反応条件を決定した後、化学反応速度論的な解析を行い、酵素のキャラクタライゼーションを行った。 一方、CPTをpENTR/D-TOPOベクターに導入して、クロナーゼ反応によりpH35GSベクターに導入した。そしてpH35GS/CPTをエレクトロポレーションによりアグロバクテリウムに組み込んだ。形質転換したアグロバクテリウムをセイタカアワダチソウ由来カルス細胞へ感染させて、カルベニシリン、ハイグロマイシンを含むMS培地で培養した。1ヶ月後カルス細胞のゲノム解析を行った結果、pH35GS/CPTが組み込まれていることを確認できた。 今後はこの変異型カルス細胞のゴム合成能、また生産するゴムの開始末端構造、鎖長などの変化を解析していく予定である。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)