Project/Area Number |
25750270
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Developmental mechanisms and the body works
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
桐生 習作 筑波大学, 体育系, 特任助教 (80611102)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2015: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2014: ¥260,000 (Direct Cost: ¥200,000、Indirect Cost: ¥60,000)
Fiscal Year 2013: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
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Keywords | 起倒流 / 講道館柔道 / 技法 / 鈴木派 / 真田家文書 / 武道学研究 / 柔術 |
Outline of Annual Research Achievements |
現在の武道研究の流れをみると、柔道や剣道など近代武道の技法や指導法に関する研究に比べ、柔術や剣術といったいわゆる古武道に関する技法の研究は少ない。その要因の1つは、古武道が流派という独自の師弟共同体において秘密主義をとりながら、修行や指導を行っていたことが挙げられる。従って、古武道の技法に関する文献資料は少ないが、起倒流柔術は講道館柔道の母体の1つであったという経緯から研究者の関心も高く、すでに技法に関する研究がいくつか報告されている。本研究では平成25年度に真田宝物館から収集した真田家文書より、起倒流鈴木派の伝系および技法について読み込み、内容を検討した。 これまでの起倒流の技法に関する研究対象は、2種類の形(表14本と無段7本)が中心であった。しかしながら、平成26年度の調査により、これまで報告されていなかった武器を用いた技法とその具体的な動作や、近世中後期の修行者の群像を把握することができた。また、その研究成果を日本武道学会第47回大会(2014年9月、福山市立大学)における学会発表、さらに公益財団法人講道館発行の『講道館柔道科学研究会紀要』(2015年5月発行予定)に論文として発信することができた。日本武道学会や講道館の紀要を通じ、当流の新たな研究成果を本テーマに関心が高い層の人々へアピールすることができた点は、武道学研究上だけでなく、科学研究費助成事業による研究成果の社会への還元という視点からも意義のあることと考える。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)