新規脂肪由来サイトカインによる網膜症制御機構の解明
Project/Area Number |
25861627
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
樋口 暁子 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (50599032)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2014: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
Fiscal Year 2013: ¥2,080,000 (Direct Cost: ¥1,600,000、Indirect Cost: ¥480,000)
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Keywords | 虚血性網膜症 |
Research Abstract |
糖尿病網膜症をはじめとする虚血性網膜症は病的網膜血管新生を伴い、進行すると高頻度に失明や視覚障害を伴う重篤な疾患である。本病態に対して網膜の血管新生阻害療法や炎症抑制療法は視力低下の予防に有効であると考えられている。オメンチンは実験的に心血管疾患に保護的に作用する新規脂肪由来分泌因子(アディポネクチンサイトカイン)である。我々は、虚血性網膜症の動物モデルである酸素誘発性網膜症マウスを作製し、オメンチンの網膜血管傷害に対する作用を検討した。ヒトオメンチンを全身投与したところ、レクチン染色により測定した網膜での病的血管新生の程度は有意に抑制された。さらに、オメンチンは網膜での炎症性反応も抑制していた。従って、オメンチンは病的新生血管の進行を抑制することにより虚血性網膜症網膜障害を改善すること考えられた。従って、オメンチンは虚血性網膜症の治療法開発に対する標的分子になりうる可能性が示唆された。
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Report
(1 results)
Research Products
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