血管成熟化シグナルによる難治性網膜血管障害疾患の治療戦略
Project/Area Number |
25861631
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
崎元 晋 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (60633047)
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥4,160,000 (Direct Cost: ¥3,200,000、Indirect Cost: ¥960,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
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Keywords | 血管成熟化 / 血管新生 / 血管内皮細胞 / 網膜 / グリア細胞 / 脈絡膜血管新生 |
Research Abstract |
申請者は、網膜血管新生における血管内皮細胞とアストロサイトの相互関係をさらに明らかにすべく、血管発生期のアストロサイトに発現する遺伝子の網羅的探索を行った。血管が旺盛に発達をする生後3日と網膜内層の血管新生が完了する生後9日のPDGFRα陽性アストロサイトをフローサイトメトリー法にて単離した。DNAマイクロアレイ法を用いてトランスクリプトーム解析を行い、候補遺伝子を定量的PCR法にて確認したところ、生理活性ペプチドであるアドレノメデュリン(ADM)の発現上昇を血管発生期に認めた。そのため、本ペプチドと眼内新生血管病との関連を探るべく、レーザー誘導型脈絡膜新生血管(CNV)モデルにおける解析を行った。レーザー照射により、受容体構成因子であるCRLRやRAMPの発現は変化がなかったが、ADMの発現は照射後4日をピークに上昇していた。またin vitroの系でも網膜色素上皮細胞、マクロファージや血管内皮細胞は炎症性サイトカインの刺激によりADMの発現は上昇した。ADMの阻害剤および抗体によってCNVは縮小し、眼内血管新生病におけるADMの関与が明らかとなった。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)