歯根膜特異的分子PLAP-1遺伝子多型の歯周病疾患感受性への関与
Project/Area Number |
25862047
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
|
Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Field |
Periodontology
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
梶川 哲宏 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (90611252)
|
Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
|
Project Status |
Discontinued (Fiscal Year 2013)
|
Budget Amount *help |
¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,690,000 (Direct Cost: ¥1,300,000、Indirect Cost: ¥390,000)
Fiscal Year 2013: ¥2,340,000 (Direct Cost: ¥1,800,000、Indirect Cost: ¥540,000)
|
Keywords | PLAP-1遺伝子多型 / 歯周病疾患感受性 |
Research Abstract |
1)in vivo 歯周炎-PLAP-1遺伝子多型解析モデルの構築 a)マウス歯周炎モデルを用いたin vivoにおけるPLAP-1の機能解析 はじめに、C57BL/6 野生型マウスの第二臼歯に対し、Porphyromonas gingivalis(P.g.)を一晩浸漬した絹糸を結紮し、絹糸を結紮した状態で2週間飼育、さらに2週間後に絹糸の除去を行い、絹糸結紮後、2、3、4週間経過した同部位の骨レベルをマイクロCTを用いて解析した。コントロール群として、カルボキシルセルロースを浸漬した絹糸を用いた。その結果、絹糸結紮後、4週間後のマイクロCT解析において、コントロール群と比較し、P.g.群で有意に骨レベルが低いことが明らかとなった。次に、当教室で樹立に成功しているPLAP-1 KOマウスに対し、上記のマウス歯周炎モデルを適応し、野生型マウスと比較・検討した。その結果、P.g.を浸漬した絹糸を用いた際、野生型マウス群と比較し、PLAP-1 KOマウス群において有意に骨レベルが高いことがわかった。これらのマウスの歯肉からmRNAを回収し、リアルタイムPCR法を用いて炎症性サイトカインの発現の検討を行った結果、PLAP-1 KOマウス群においてCXCL10の発現が低いことがわかった。これらのマウスの微細環境で生じている現象について、さらなる詳細な検討が必要である。 b)マウス歯周炎モデルにおけるPLAP-1遺伝子多型と炎症応答の関連の検討 D13型PLAP-1,D14型PLAP-1を発現する5次アデノウイルスの作製を行った。この作製したアデノウイルスを濃縮・精製し、PLAP-1 KOマウス周囲歯肉に感染させることで、PLAP-1遺伝子多型と歯周炎炎症応答の関連を詳細に検討する必要がある。
|
Report
(1 results)
Research Products
(2 results)