Project/Area Number |
25884081
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cultural anthropology
|
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
石田 智恵 立命館大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (50706661)
|
Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
|
Project Status |
Declined (Fiscal Year 2014)
|
Budget Amount *help |
¥2,470,000 (Direct Cost: ¥1,900,000、Indirect Cost: ¥570,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,170,000 (Direct Cost: ¥900,000、Indirect Cost: ¥270,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
|
Keywords | アルゼンチン / 人類学 / 移民 / ナショナリティ / 日系 |
Research Abstract |
年度初めに、近年移民第二世代に関する研究が増加している欧米の移民研究のレビューを進めた。5月に開催された公開研究会では、現代ヨーロッパにおけるグローバル生殖産業、国際養子縁組等の展開を通じた親族関係の変容について最新の研究動向の知見を得た。6月には日本ラテンアメリカ学会および日本文化人類学会各大会で研究成果報告を行なった。 夏期・春期にそれぞれ約1ヶ月間、1970年代後半アルゼンチン軍事政権の圧政により「失踪者」となった日系人と当時の社会、コミュニティの状況、軍部の非合法行為に対するその後の各政府の政治的対応に関する調査(失踪者家族会メンバーへの聞き取り、会の活動の参与観察、関連資料の収集)を実施した(ブエノスアイレスにて)。調査成果は次年度に発表する。また2-3月の調査では次年度の学会発表に向けて(民政移行後の日系社会の紛争について)の補足調査と、現地の研究者との共著論文の準備を並行して進めた。 9月には次の2つの研究成果報告(スペイン語)を行なった。(1)ブエノスアイレス大学、ジーノ・ジェルマーニ研究所(IIGG)所属の研究会での博士論文の紹介報告、(2)「第17回パンアメリカン日系大会」(南北米大陸各地の日系人の交流会)での主催者からの依頼による講演。10-12月にも学会地域支部、受入教員が主催する研究会などで研究発表(3件)を行なった。 年度を通して、博士論文以降の主題となるアルゼンチン軍政期とそれ以降の「ナショナリティ」の位置づけに関する知見と議論の発展においては現地調査によって予測以上の成果と見通しを得たが、同テーマを現代人類学の問題として位置づけるという課題が残った。成果発表の点では口頭発表に偏ったが、招待講演の形で調査地に成果を還元した。9月に報告を行なったIIGGの研究会のメンバーとの間では今後の研究の発展につながる有意義な交流をもった。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Report
(1 results)
Research Products
(5 results)