膀胱癌におけるCXCL2を標的とした新規治療法の開発
Project/Area Number |
25893206
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Research Category |
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Urology
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Research Institution | Osaka City University |
Principal Investigator |
加藤 実 大阪市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (30711684)
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Project Period (FY) |
2013-08-30 – 2015-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2014)
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Budget Amount *help |
¥2,730,000 (Direct Cost: ¥2,100,000、Indirect Cost: ¥630,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,000,000、Indirect Cost: ¥300,000)
Fiscal Year 2013: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
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Keywords | 膀胱がん / 浸潤 |
Research Abstract |
2000年1月から2009年12月に当院で施行した膀胱癌症例268例を対象とし、免疫組織染色を行った。年齢は中央値72才、男性203例、女性 65例、術後平均観察期間は 67ヶ月であった。組織型は全て尿路上皮癌であり、pathological T stageはpTa 133例、pT1 72例、pT2 41例、pT3 22例であった。各症例あたり200倍率下6視野ランダムで全腫瘍細胞をカウントし、20%以上の腫瘍細胞に発現が認められたものをCXCL2陽性と判断した。病理学的深達度別に陽性率は、pTa 18例(13.5%)、pT1 11例(15.3%)、pT2 19例(46.3%)、pT3 12例(54.5%)であった。筋層浸潤癌では、その多くが筋層浸潤部にCXCL2陽性部位が認められた。したがって、仮説通りCXCL2は膀胱癌の筋層浸潤に何らかの関連が認められる可能性が示された。 一方、CXCR2についても上記の切片の一部を用いて検討したが、CXCL2陽性例の多くでCXCR2の発現が認められず、発現に相関は認められなかった。さらに、CXCL2陽性、CXCR2陰性であるTCCSUP細胞株においては、CXCL2ノックダウンによる増殖抑制効果が認められなかったためウイルスベクターを用いてCXCR2遺伝子を導入し、CXCL2が及ぼす効果を確認することを試みたが、これまでにまだCXCR2の安定発現が得られていない。
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Current Status of Research Progress |
Reason
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)