Research Project
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
睡眠をモニターするための脳波取り付け作業や睡眠障害を課したマウスでの腹腔内ブドウ糖負荷試験を行った。様々な条件の睡眠障害を課したが、非常に興味深い事に、睡眠障害自体はマウスの耐糖能を悪化させず、むしろ12時間などの長時間にわたる睡眠障害下では耐糖能は十分睡眠をとったマウスに比べて良くなることが判明した。この際、睡眠障害時に運動制限をかけたり、摂食出来るように工夫したが、高脂肪食や砂糖水を摂取させても同様の結果であった。ヒトでは既報で睡眠障害が耐糖能異常をきたすことが報告されており、マウスとヒトの違いについて検討を重ねているが、2014年4月に別のテーマで科研費若手Aを取得したため、本研究助成はH26年度より辞退している。研究助成は辞退しているが、引き続き睡眠障害により耐糖能異常を引き起こすモデルをマウスにて探索中であり、そのようなモデルを見出し次第、どのような分子メカニズムで睡眠障害が耐糖能障害を引き起こすのか検討を進める予定である。
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。