Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
本計画は、南アフリカのPRIME望遠鏡とNASA Roman宇宙望遠鏡により、重力マイクロレンズを用いた系外惑星・浮遊惑星探査を行い、その分布図を完成させ、形成過程を解明する。PRIMEは、我々が南アフリカ共和国に建設した、世界最大級の近赤外線カメラを搭載した1.8m広視野望遠鏡で、世界初の近赤外線マイクロレンズ系外惑星探査を行う。従来の可視光に比べ、星間減光が強い銀河系中心部を観測可能である。Romanとの同時観測で系外惑星および浮遊惑星の質量を決定する。一方、Romanは2026年末打上げ予定の2.4m広視野赤外線望遠鏡で、スペースからのマイクロレンズ系外惑星探査で分布図を完成させる。