Research Project
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
セントロメアの形成に関して、生物間で多様であることが判明してきたが、この意義については、不明な点も多い。本研究では、微小管結合複合体のセントロメアのリクルートの形式が全く異なると予想されるヒトやニワトリ、Muccor属の毛カビ、細胞性粘菌を対象として、それぞれの生物において微小管結合複合体が、どのようにセントロメアへリクルートされるのかを明らかにする。その結果、この多様化したセントロメア形成経路の生物間での使い分けやその意義が明らかになり、染色体分配装置としての本質的な理解が可能となる。