腫瘍代謝を介したマクロファージ制御による免疫チェックポイント阻害薬抵抗性の克服

• Project/Area Number: 25K02177
• Research Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
• Allocation Type: Multi-year Fund
• Section: 一般
• Review Section: Basic Section 42020:Veterinary medical science-related
• Research Institution: Yamaguchi University
• Principal Investigator: 伊賀瀬 雅也 山口大学, 共同獣医学部, 助教 (70847110)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 櫻井 優 山口大学, 共同獣医学部, 准教授 (00747967) ; 板本 和仁 山口大学, 共同獣医学部, 准教授 (50379921) ; 水野 拓也 山口大学, 共同獣医学部, 教授 (90398826) ; 富永 直臣 山口大学, 大学院医学系研究科, 助教(テニュアトラック) (90891507)
• Project Period (FY): 2025-04-01 – 2028-03-31
• Project Status: Granted (Fiscal Year 2025)
• Budget Amount: ¥18,070,000 (Direct Cost: ¥13,900,000、Indirect Cost: ¥4,170,000); Fiscal Year 2027: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000); Fiscal Year 2026: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000); Fiscal Year 2025: ¥9,100,000 (Direct Cost: ¥7,000,000、Indirect Cost: ¥2,100,000)
• Keywords: 犬 / 免疫 / 代謝 / 細胞外小胞

Outline of Research at the Start

近年、免疫チェックポイント阻害薬(ICIs)は、犬の腫瘍に対して一定の有効性を示しているが、半数以上の症例では腫瘍を退縮させるには至らず、その原因の解明と打開策が求められている。我々はこれまでに、腫瘍内部に浸潤するマクロファージが、抗腫瘍免疫応答の抑制に寄与している可能性を見出した。しかし、その詳細な機構やT細胞への影響の解明には至っていない。そこで本研究では、腫瘍内のマクロファージを操り、抗腫瘍免疫応答を抑制する機構を解明することで、ICIsに対する治療抵抗性を克服する新たなアプローチを創出する。