児童福祉施設における向精神薬服用の拡大とその背景要因ー実態把握と改善方策開発

• Project/Area Number: 25K05567
• Research Category: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• Allocation Type: Multi-year Fund
• Section: 一般
• Review Section: Basic Section 08020:Social welfare-related
• Research Institution: Prefectural University of Hiroshima
• Principal Investigator: 松宮 透高 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (10341158)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 井上 信次 新見公立大学, 健康科学部, 教授 (80441484) ; 吉田 耕平 福山市立大学, 教育学部, 准教授 (80580836)
• Project Period (FY): 2025-04-01 – 2028-03-31
• Project Status: Granted (Fiscal Year 2025)
• Budget Amount: ¥4,030,000 (Direct Cost: ¥3,100,000、Indirect Cost: ¥930,000); Fiscal Year 2027: ¥390,000 (Direct Cost: ¥300,000、Indirect Cost: ¥90,000); Fiscal Year 2026: ¥2,210,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥510,000); Fiscal Year 2025: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
• Keywords: 児童福祉施設 / 精神科医療機関 / 向精神薬 / インフォームド・コンセント / 職員負担

Outline of Research at the Start

児童福祉施設入所児童のうち、42.8％に何らかの障害（その多くはメンタルヘルス問題）である。その保護者にも多くの生活課題やメンタルヘルス問題がみられている。すなわち、児童福祉施設にはメンタルヘルス問題への対応機能が不可欠な状況があるが、施設内部の対応機能は乏しい。学校等からの要求に応じ、施設入所児童に向精神薬が投与される状況が拡大しているが、その実態や影響は十分把握されてはいない。そこで、児童福祉施設における向精神薬服用とその影響（子ども、職員、支援関係）を把握し、さらにこれに関係する学校、医療機関、施設等の連携体制を明らかにすることを通して、この状況の現状と課題、改善方策を明らかにする。